メラニンとシミ
◎メラニンの働き
メラニンは、表皮の基底層にあるメラノサイトによって
生成されます。
メラノサイトは紫外線などの刺激を受けるとメラニンを
作り出すのですが、これはメラニン色素を含む
表皮細胞でバリアーゾーンを形成し、肌細胞が紫外線の
刺激を受けないようにするためです。
こうすることで、紫外線によるDNAの破壊や皮膚癌の
発生を、未然に防いでいます。
つまり、メラニン色素は肌トラブルや病気を防ぐために
なくてはならない物質です。
◎メラニン色素とシミの関係
では、メラニン色素=シミと考えられてるのはなぜか。
それは、過剰に生成されたメラニンが色素沈着をお越し
しみとなるため。
通常、生成されたメラニン色素はターンオーバーにより
排出されるため、色素沈着を起こすことは
ありません。
しかし、紫外線などの刺激を過剰に受けるとメラニン色素も
過剰に生成されるため、排出しきれなかったものが
残りシミとなります。